四番霊場 「銚子池」の和歌

UPDATE : 2016.10.20

     くめばこそ 銚子の池の さわぐらん
             もとより水に なみのある川

意) 銚子池の水を手ですくってみたら、さざ波が起こるでしょう。
   でも、もとはといえば、湧き水は波がある川でした。

解釈)
 銚子池は今では湧水量は毎秒18リットルと少量です。この和歌を
詠んだ江戸末期は、現在と同じ湧水量だったと思われます。静かな水
面も手ですくってみると、後にはさざ波が残ることを詠っています。

「もとより」は“元より”と“基より”の二つに読めますが、前者を
選びました。澄み渡っている池面(いけも)は、その昔もっと多量の
湧水があったので、豊富な湧く水に「なみある川」(波ある川)と表
現したのでしょう。

 「くめばこそ」の「こそ」は動作を強調する助詞です。しかも、強
い意味での強調です。“汲んでみて初めて分かる” という意味です。
 「さわぐらん」の「さわぐ」は水面に動きがあること、波紋が生じ
たことを言っております。「らん」は今起こっていることの推量の助
動詞で、“でしょう”と訳せます。
 つづく                      (堀内)

Instagram始めました!

UPDATE : 2016.10.19

こんにちは!
観光案内所スタッフ渡邉正隆です!

本日の忍野村は
暖かい陽射しと冷たい風がどちらも気持ちいい秋の雰囲気
大変過ごしやすい気候です

さて
この度忍野村観光案内所はInstagramを始めました!

オシャレ〜な写真をバンバンupしていこうと思いますので
みなさんどんどんフォローして
いいね!やコメントたくさんしてください!
またタグ付けもバンバンお願いします!

Oshino.Tourist.Information
で検索してみてください!

1番の不安は
肝心なオシャレ〜な写真が撮れるのか
ってことです(笑

三番霊場 「底抜池」の和歌

UPDATE : 2016.10.17

    くむからに つみはきえなん 御ほとけの
            ちかいぞふかき そこぬけの池

意) 訪れるその度ごとに持っている罪が洗われ消えます。仏様の
   約束は底のない池のように深いものです。

解釈)
 明らかにご詠歌です。宗教的願いを具現した和歌に他なりません。
「くむからに」は四番霊場の和歌にある「くめばこそ」(汲めばこ)
とは、違う表現と捉えます。「くむからに」を「来むからに」と理解
します。「底抜池」を“そこなしいけ”と昔から読まれておりまし
た。底のない池であるからこそ深淵さがくみ取れます。

人間の原罪を「つみ」としています。訪れるたびごとに仏にすが
る、つまり願いを聞き入れてもらう気持ちがあればあるほど、仏は
その願いを聞き入れてくれます。純然と宗教的願望を託した“ご詠
歌”に他なりません。
「きえなん」は“消えるでしょうよ”とし、「御」は“み”と読
み、敬意を表します。「ちかいぞ」の「ぞ」はものを強調する助詞
となります。「ふかき」には仏の深いお気持ちと、底のない池の深
さを懸けて“底抜池”をより強調しております。
 つづく                    (堀内)

二番霊場 「お釜池」の和歌

UPDATE : 2016.10.15

    ふじの根の ふもとの原に わきいづる
              水ぞこの世の おかまなりけり

意) 富士山の麓にこんこんと涌いているこの水は、まるで私たちの
   生活の中での“お竈様”(オカマサマ)と同じに思えます。

解釈)
この和歌の核心となる言葉は二語で、「わきいずる水」と「おかま」
となります。作者は富士山のふもとのお釜池に涌いている水が、あま
りにすがすがしく、そしてその量に驚いたことでしょう。そして、忍
野八海の中で一番小さいこの池に目を凝らすと、内部が“お釜”の形
になっていることにも。

「おかま」の本来の意味はご飯を炊く「お釜」でなく、物を煮炊きす
る「お竈」(カマド)と理解すべきでしょう。今はなくなりました
が、ガス電気灯油等普及するまでは物の煮炊きには近年まで欠かせぬ
ものでした。ですから、カマドの神(荒神(コウジン))が大事な神と
して敬われ、「オカマサマ」とさえ言われておりました。
池内部の形状の「お釜」と、生活に欠かせぬ大事な「お竈」のカマド
神(荒神)に懸けての和歌と理解すべきでしょう。
 つづく                      (堀内)

【忍野観光案内所が外国人観光案内所に認定されました】

UPDATE : 2016.10.12


この度9月30日当案内所が日本政府観光局(JNTO)より外国人観光案内所に「カテゴリー1」で認定されましたので、認定ポスターを案内所入口に掲げました。(「カテゴリー1」: 常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能。地域の案内を提供。)
昨年6月OPENさせて頂いて、認定の第一歩です。いろんな国の方々が案内所に立ち寄って頂いています。 スタッフ一同、次のステップに向け、「親切・丁寧で明るい案内所」を実現しようと日々頑張っていきますので、よろしくお願いします。
(案内所スタッフ一同)