古き良き日本の風景が残る忍野村。ここでしか味わえない文化遺産の宝庫。小説や映画の中でしかもうあまり実感できることが無くなった、古き良き日本の風景。自然のままに残されたジャリの土手。鴨の親子が手の届きそうなところを並んで泳いでいる小川。茅葺屋根の民家。長い縁側。祭囃子に獅子の舞。そしてすべてを見下ろしている、富士山。
  • HOME
  • 史跡・文化財

古き良き日本の風景が残る忍野村。ここでしか味わえない文化遺産の宝庫

水、空気、緑、風、実。
富士山の恵みをいっぱいにうけて栄えてきた忍野村。厳しい冬も乗り越えて、遠く縄文の頃から、人々はここに暮しを求めてきた。現在、村の人口はおよそ9,200人。いい大工が多いと評判の忍野には、伝統的な日本家屋が建ち並び、ところどころには茅葺屋根も残っている。そんな村を横切るように小川が流れ、富士の湧水が湧きだし、恐ろしいほど透き通った湧水池が点在する。その湧水は富士登山を目指す前の禊(みそぎ)に使われ、江戸時代に花開いた富士信仰の富士講(ふじこう)行者らによる信仰のばとしても、多くの人々に巡拝されてきた。それに加え、古事記に登場する神々が祀られる神社や様々な伝説が村のあちこちで語り継がれている神秘。忍草浅間神社には県内最古の御神像が眠り、境内には巨木が佇む。例祭には江戸時代から残る御神輿が村を練り歩き、五穀豊作と悪魔祓いを祈願して、祭囃子に獅子が舞う。自然と人間の間に、目に見えるものと目には見えなくともたしかにある何かが、ここにはしっかりと息づいている。

忍野 史跡・文化財一覧